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No.259
魚紳士の子供を作る会byわしじゃけど
カナダ生活、主にアウトドアを楽しみたい方への有益情報。
私を氷河に連れてって、 2022-04-29 06:10:24
わしじゃけど。
先日の試験も無事に終わった。 人を見て、評価して、人に教えてと。。。 試験期間中は、常に人と接していたので、 孤独を愛する独身モノとしては、 限界じゃった。 さぁ、人気のいないところへGo!! と言うことで、 ロッキーから12時間ドライブしてやってきたJちゃんと、 Spear Head Traverse.と言う、 ウィスラーでは有名なバックカントリーへ。 天候不順で、日程を延期に延期しての今日。 延期しすぎて、出発地点までの最後のリフトが 営業終了してた。 他のバックカントリー野郎たちも結構いたが、 荷物の大きさからして、ほとんどが日帰りじゃろう。 巨大なパックを背負って、 出発じゃ! げ、足が重い。。。 そういえば、シーズン中は忙しくて一度もBCに行ってなかったな。 リフトで甘やかされたわしの足は予想以上に重い。 そんなこと知ったことか? と、Jちゃんは遥か彼方へ。。。 ちょ、ちょ、待てよぉ~ キムタクバリの物まねも聞こえないほどに離れてく。 ガシガシ進むJちゃん。 お、おまたせ。 地図を見た限りでは、そこまで標高差はないと思っていたが、 とにかく荷物が重い、そして文明に甘やかされた足は遅い。 そして、地図にはない急斜面がいたるところに。。。 これは、スキーを外して登らなきゃね。 とあっさりと登って行ったが、 他のグループの人が、 「え? ここ登るの? 死ぬかも。。。」 その気持ちわかるぅぅっぅ いったいどこまで行くのか? 不安になりかけたころ、 「予定していたキャンプ地あそこなんだけど。。。」 と、Jちゃんが指さした山は。。。 遥か彼方なんじゃけど。。。 あの山を今日中に超えるのは無理。 ここで勘弁してください。 ということで、予定よりもかなり手前で宿泊。 携帯電話はもちろん通じない。。。 先ずは、明日の行動水兼、夜の湯たんぽ用にお湯を作る。 こういう時はやはりジェットボイル!! 極寒の環境でもぐつぐつ沸く。 しかし、日が傾き始めて急激に気温が下がってきたので、 夕飯は各自テントの中で。 湯たんぽ用のボトルに入れた水滴も あっという間に凍るほど。 わし、3シーズンのテントに マイナス0℃用の寝袋で大丈夫か? まぁ、ダウンジャケット着て寝れば大丈夫じゃな。 その夜。。。 全然大丈夫じゃねぇ。。。。 全部着込んでも、今度は足が寒くて寝れん。 たしか、カマラさんが言っていた。 こういう時は、バックパックのモノをすべて出して、 そこに足を突っ込むのじゃと! これで何とか耐えれそう。 あとは、ツェルトを寝袋の上にかけて保温。 これが、 あの一度は誰もがドラマや映画で見たことある 忘れられない名場面! 「雪山で寝たら死ぬぞぉ~!」 心なしか、嬉しそうなブライトさん ってやつか!! いや、いや、現実はそんな余裕ないって。 寒さに震えながら、 寝る前に作っておいたお茶を 飲みながら、半分凍ったあんパンをかじる。 これで朝までいけるか? と思った時に、UNKしたくなっちゃった。。。 こんな極寒で外に出れるか? いや、でも夜は始まったばかり、 これは行っとこう! 外に出て、パンツを降ろした瞬間。。。 股を極寒の風邪が駆け抜ける。 一瞬で凍り付く玉と棒。 寒いというより痛い!! あ、無理だこれ。 朝まで耐えろ!! 続く。
教えて!グーグル!! 2022-04-28 05:19:45
わしじゃけど。
今シーズン、なんとなく始めたトレーニング。 今まで、まともにスキーを教わったことがなかったので、 すごい新鮮な感覚。 もっと早く教わっておけばよかった。 トレーニングが進むにつれ、 なんか目標あればなぁ。。。 と思ったところに、TD(Trainer Designation)と言う、 スキーインストラクターのコンダクターになれる資格があることに気づいた。 所謂、インストラクター養成コースの教官。 よし、やってみっか? と軽く始めてみた。 2日間の講習の後に試験。 この試験がなかなかに難しい。(当たり前) 何が難しいって、インストラクターに教える試験なのじゃが、 目の前のインストラクター役は、レベル3を受かった、 全てのレベルのお客様を教えれるインストラクター。 でも、試験の設定はレベル1(初級から中級を教えるレベル)の インストラクターを教えるというもの。 アセスメント(良い所、悪い所を見つける)のも難しいが、 それを直すためのエクササイズも、レベル1のイントラが できるレベルのエクササイズでレベル3のイントラを直さなければならん。 言ってることがわからないと思うが、 例えば、調理師学校に入ってきた、ベテランシェフに 卵焼きを教えるようなもの。 片手で卵を割れる人に、「卵を割るときは、両手でね!」って 言うようなもの。 受ける人も、分かっていて、合わせるのじゃが、 レベル3のイントラに、プルークボーゲン(ㇵの字)で 滑る滑り方を教えたり、パラレルターン(足を揃えて滑る)を 教えたりするのは、難しい。 じゃって、 お前ら、できるじゃねぇ~か!! 3回試験を受けたけど、3回とも失敗、 毎回、試験管に、 「オシイ! もうちょっとじゃったねぇ。」 などと言われて、心の葛藤が続くこと3か月。 オシイと思うなら、合格点くれよ!! 昨日の4回目の試験で、ようやく合格。 ようやく受かったわ、と 友達の試験官に報告したら、 「試験官が良い人に当たってよかったね。」って。。。 え? やっぱり試験官によって合否が違うの? うすうすは感じていたが、 やっぱりそういう側面もあるんじゃ。。。 こういう、ググって誰もが納得する答えが出ない、 人の評価に依存するものは、ほんま難しい。 試験が終わって、明日からは、 JちゃんとSpear Head Traverse.のバックカントリー! 人の目が届かないところに行ってきます。 というか、 しばらく人を見たくない。
トリミングしましょ! 2022-04-21 07:31:51
わしじゃけど。
今シーズンの仕事は終わったが、 来週には、Trainers Designation Examと言う、 いわゆる、スキーインストラクターの養成コースの教官に なるための試験が控えている。 それと並行して、 試験後に友とBCに行く計画も進行中。 日本にすべて道具を置いてきてるので、 カナダで道具を揃えねばならないが、 ラッキーなことにインストラクター割引きで、 G3の商品を買うことができた。 G3のスキンと言えば、5年前まではGlue(接着面の糊)の 性能が最悪じゃったんじゃが、 ここ数年で見事に改善されたようじゃ。 早速購入。 空気に触れると性能が落ちるらしいので、 フィルムが張られてた。 専用のカッターで トリミング。 昔、オーストラリア人の友と温泉に行ったとき、 「なんで、日本人は陰毛をトリミングしないの?」 と、不思議がられたことがあったが、 仮性包茎のあなたに そんなこと言われたくない。 と思ったが、なるほど、 AVに感化された漢と思われたくない一心から、 AV男優じゃあるまいし、トリミングなんかするか! と思ってたが、やってみるとこれはこれですっきりする。 女側の意見は聞いたことないが、 元彼女が剃毛してきた時はびっくりした。 嬉しかったけど。。。 話はそれたが、 無事にトリミング終了! わしも慣れてきたよのぉ。。。 と会心の仕事のつもりじゃったが、 これがのちに詰めが甘かったことに気づくのは、 実際のバックカントリーに出た後。 トリミングはしっかりと!!
私をハワイに連れてって。 2022-04-19 03:19:37
わしじゃけど。
スキーシーズンも終盤。 気が早い連中は、 すでに、ビーチのあるカリブ海や、 ハワイに飛び立っている。 ああぁ、わしもハワイとか行きたい!! スキースクールのスタッフトレーニングも 今週で最後。 シーズン最初、Bumps(コブ)トレーニングで、 すげぇ急斜面に連れていかれて、 流石ウィスラー! 他とは違うぜ! と言うところを見せてくれた。 やはり、最後もBumpsトレーニングで締めたい。 シーズン最後だし、何かするのかと思ってたが、 淡々と進んでくトレーニング。 これで終わりかな?と思ったら、 昼から、急斜面を滑り始めた。 きた!! グループにいた、女性のイントラがもうついていけない。 と脱落した後、 トレーナーの目がキラリ!! 「ついて来い!」 連れていかれたのは。。。 マジですか!! たしか、ウィスラーの裏マップと言われる、 公式には乗ってないトリプルブラックのコース! その名も「ハワイFive O(ファイブ.オー)」 50℃の斜面と言うことで、 ウィスラーの中でもかなりの急斜面。 裏ガイドブックには、 「Don’t Fall(落ちるな)」と書いてある。 そりゃそうじゃ。 死ぬるで。 雪庇が張り出していて、上からはいけないので、 53番のFalls Faceをすこし滑って、 死のトラバース!! これが怖い! 50℃の斜度って想像つかないと思うが、 斜面に立って、山側の肘が斜面に当たるという、 急斜面。 痺れる。 ビビりながらも何とか降りたが、 まともにターンできなかった。 それをみてたトレーナーが、 ああいう状況だと、 ジャンプターンをこういう風にしてね。 って。。。。 いやいや、ジャンプターンは知ってるし、できる。 ただ、怖すぎて、飛べなかったんじゃよ。 今まで、 「スキー場内じゃったら、滑れないところはないよ!」 なんて言ってたが、 ごめんなさい。 降りるので精一杯じゃった。 とてもじゃないが、こうやって滑り降りると、 見本を見せることはできん。 来シーズンの課題じゃな。 ウィスラーでは、うかつにハワイに行きたい! などとは言えない。
芋ならなんでもええじゃろぅがぁ。 2022-04-17 07:08:46
わしじゃけど。
スキースクールの仕事で バンクーバーのリッチな子供たちを週末だけ 教えるプログラムをやっている。 お金持ちの子供だけあって、 それはもうワガママちゃんたち。。。 まぁ、人にもよるが。。。 その中でもとりわけ、扱いにくいのが、 テーンエイジャーの女の子。 母親も毎回、連れてくるたびに、 「うちの子大丈夫?」 「10代の女の子って難しいから。。。」 と気をもんでいる。 この前もランチでポテトチップスが食べたいと言い出し。。。 フレンチフライも同じポテトじゃけぇ、 それ食ってろ! って言ったら、 ワガママ盛りのテッサちゃん。 これはポテトじゃねぇ、 「Soggy French Fries(湿気たポテト) なんてポテトじゃないわ!! なんて、しばらくふてくされていたが、 ちょうどポケットの中に日本から持ってきた 森永のラムネがあって、 それを上げたら、大喜びでポテトのことは忘れてくれた。 毎回、仕事後にロッカールームで同僚と 「あの甘やかされたガキどもぉぉぉぉ!!」って 愚痴大会が始まるので、 苦労してるのはわしだけじゃないなと、 ホッとする。 |
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