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No.259
魚紳士の子供を作る会byわしじゃけど
カナダ生活、主にアウトドアを楽しみたい方への有益情報。
島に住むの? 2022-05-11 01:00:56
わしじゃけど。
島生活4日目。 昼近くまで、ダラダラと家で過ごす。 あぁ、幸せ。 ちょっとハイキングに行こう! と言われたが、気持ちも体も嫌がっているので、 断ったが、 ちょっとしか登らないから! と言われたので、渋々ハイキングへ。。。 いきなり2m越えのわらびがお出迎え 遺伝子組み換えではない。 山菜が取れるんよ。 って言われ、テンションが上がる。 突然、戦場カメラマン現る! え?そんなに花好きじゃったっけ? 友の嫁が花に詳しく、 道すがら説明してくれた。 カマス シューティングスター これはロッキーにも生えとった。 Glacier Lilly カタクリ え?花が白い! Miners Lettuce 食べれるよ! え?マジで? 食べてみるとほんのり甘い。 うまいじゃないか! 後で値段調べたら、450gで14ドル(1400円) 高級食材じゃねぇ~か!! そんなものが普通に生えてる島の公園すげぇ~! やはり、乾燥したロッキーとは違って植生が多い。 友の嫁は、 こごみを採取。 友はナチュラル三角木馬でストレス発散。 遺伝子組み換えではない。 しばらく歩くと、 ふ、腐海じゃ! 姫様、マスクを!! ってぐらいの、Lichen(地衣類)に覆われた樹が。 こんな街中でこれほどLichenが繁殖してるのも珍しい。 よほど空気がきれいなんじゃな。 これ煎じて飲めるよ! え? スギナって飲めるん? 場所を移動して、海岸沿いを歩く。 X-menのロケ地になった城。 あ、「恵まれし子らの学園!」 見覚えがある! テンションが上がったところで、 これも食べれるよ! Sea Asparagus おお!確か前に来た時に食べた記憶が! 塩気が効いて美味しかったぞ! 早速採取!と思ったが、 あちこちに犬を散歩させる人たちが。。。 これ、犬の小がかかってるよね。。。 やめとこ。。。 テンションが下がったところで、 島の小さなパン屋さんへ。。。 な、なんだ!ブルーのクリームがかかった 菓子パン? 昭和の気配が漂う、ラインナップ。 数種類買ってみた。 砂糖と油がすごかった。 年老いた身体には、きつ過ぎる!! もっとナチュラルなものを身体が欲してる。。。 焙煎したスギナで、 お茶を入れる。 焚火の味だ。。。 身体に染みるぜ! そういえば、帰りの船の時間そろそろじゃな。 と、出ようとしたが、 家族総出で、ものすごい勢いで夕食を作り始め、 ものの30分足らずで、仕上げてきた。 この家族で、深夜食堂できるよ! 是非、やってほしい。 こごみがええアクセント。 精進料理を出すお坊さんの店に、 深夜食堂。 釣りもできて、山菜もある。 家賃ってどのくらい? って聞いたら、 お坊さんの近くは、 1Bedアパートで1500ドル(15万円)ぐらいから。。。 ちなみに隣の普通の1軒屋、 あれ、1億円じゃけぇ。 え?あんな家が? 友が、「夢がないよねぇ~」って わしもおんなじこと思ったわ。 う~ん。。。こうやって、時期のエエ時に お寺で1泊して、友の家で2泊ダラダラして、 何泊か、キャンプできたらええかな。 よし、来年はキャンピングカーで来よう!! いや~、遊びの計画は楽しい。 島から出る最終の船に乗って、 バンクーバーの友の家に着いたのが 夜11時。 楽しかったよ、島は。。。 と話してたら、机の上に山のような書類が。。。 T4(確定申告)で 税金をたんまり払ってきたよ。 って話を聞いた途端、 あ、やべぇ! 日本の確定申告と、自動車税。。。 ま、いっか。
じゃあ、島に住もうか? 2022-05-10 08:36:24
わしじゃけど。
ビクトリアアイランド3日目。 2日間のお寺での修業を終え、 身も心もすっかり正された。 もっとダラダラしたかった。。。 次に会う友達も、 「何する?」って聞いてきたので、 家でダラダラしたい。 希望をかなえてくれたが、 初日と2日目に見た海が良かったので、 釣りに行くことに。 五十肩が治ってないので、 投げることに不安があったが、 おりゃあぁぁぁぁぁ! 室伏投げ! なんか想像してた釣りと違った。 投げた後は、のんびり。 これ、 こういうのがしたかった。 暖かそうに見えるが、 気温10度 もうこのまま釣れなくてもええわ。 と思ってたら、 大漁!! でも、規制があって、小さいサイズは持ち帰り不可。 後、メスも。 お目にかなわなかったカニは、 デッキから蹴落とされる。。。 まるで猿蟹合戦のよう。 あとでカニに恨まれそう。 お前は食う! テンション上がってきた! 釣りで上がったテンションそのままに、 家から10分の所にバイクパークがあるよ! と言われ、次はバイク! マジ? 忍者かっ! 楽しいよ!と友に進められたが、 ここに来るまでで、すでに体力が無くなった。 気持ちに身体がついてこない。 疲れ果てて、家に帰ったら、 シェフでもある友が、 あっという間にカニ退治! ついでに 何やら和洋中の 素敵な夕食が。。。 う、うまい! 持つべきものは、友じゃな。 そして、家でゴロゴロ。 ああぁ、幸せ。 友の子供がわしを笑わせようと、 必死で芸を披露してくれたが、 ふわちゃんのような、リアクションのみで わしを笑わせようとするとは。。。 無駄無駄無駄ぁぁぁぁ。 友達夫婦にウィスラーでの 愚痴も聞いてもらって、 ああぁ、スッキリ! 明日は、早朝散歩もないし、よく眠れそう。
そうじゃ、島に行こう! 2022-05-08 08:05:35
わしじゃけど。
ウィスラーに住んで、はや5か月が経過した。 バンクーバーに住んでる友達が、近いから遊びに来て、 と言われつづけてたが、 ウィスラー~バンクーバー間は、 めちゃくちゃなワインディングロードで、 雪が降る時期は、事故が絶えない。 簡単に行けるかぁ!! バンクーバーから船で1時間半の所にある ビクトリアアイランドに住む友達も、 ウィスラーいるなら、遊びに来てよ! って簡単に言うが、 日帰りで行けないところが辛いところ。 ビクトリアから日帰りする、スキー客もたまにいるが。。。 と言うことで、腰が軽いことで有名なわしも 2の足を踏んでたが、やることないし、 遊びに行くか? と、ビクトリアアイランドに行ってきた。 初日。 先ずは、20年来の友達のY。 知り合った時は、同じガイドじゃったが、 今は、自分の店(日本食堂)を開いている。 コロナの影響でかなり規模は縮小したが、 生き残っているとはすごい!! こだわりの厳選された食材と丁寧な調理には定評がある。 とは、ネット上の口コミや友から聞いていた。 久々に会ったYは、さすが、コロナ禍を生き延びただけあって、 店はおろか、人までも無駄なものが排除され、 洗練されていた。 今は、takeout のみの営業。 がら~ん。 部屋も断捨離か? っていうぐらいのモノのなさ。 話す言葉も厳選され、 徳の高いお坊さんと話しているよう。。。 朝は、「食事前に散歩が良い!」と、 早朝から無理やり散歩。 クジャクがお出迎え。 野放し状態。 野良クジャク。 ウッドチップが敷き詰められた道。 足に優しい。 が、僧侶Yは、かなりの早足。 海で瞑想 Yが店でご飯も作ってくれた。 精進料理みたいじゃ。 納豆あるよ! って、なんか優しいお寺のお坊さんに見えてきた。 ほぼ同い年じゃが、 ストイックな生き方が、ますますお坊さん。 来年あったら、店に木魚が置いてあったりしてそう。 ある意味、良い刺激をもらった。
私を氷河に連れてって、3日目。 2022-05-01 02:47:42
わしじゃけど。
朝起きたら、外には15センチほど雪が積もってた。 やっぱり小屋に泊まって正解! 昨日は、あまり注意して山小屋の中を見てなかったが、 よく見ると、 WiFiはないが、 携帯の充電器。 他には、大きな写真があって、 この小屋を作るのに協力した人たちかな? けっこう若いな。 と思って、説明文読んだら、 このSpearHead Traverseの途中で亡くなった人たちじゃった。 その人たちの遺族が寄付して、 今から2年前にこのHutができたのじゃ。 ふと、後ろからJちゃんが、 「そうなのよ、このBCって結構、死人が出てるのよねぇ~。」 それ、行く前に言ってよね。 どおりで、けっこう激しいと思ったよ。 まぁ、ここからはスキー場に向かっていくだけで、 大きな氷河もないし、崖もないので大丈夫か? スキー場近くは良く知った地形なので、 わしがリードしようとしたが、 試験のことを考えて、Jちゃんがリードすることに。 ここからは、左に回っていけば、スキー場の所に出るな。 「Jちゃんそこの樹を左ね。」 って、あれ? ぐんぐん樹に向かっていく。 そこを左。。。あれ? 右に行って、 何故か山頂を目指してる? ひ、左だよ。 と何度かJちゃんと地図を確認したが、 なぜか右に行くJちゃん。 昨日、ウィスキー飲みすぎたか? とうとう、山頂付近まで来ちゃった。 スキー場に帰りたいんじゃけど。。。 どうやら、山頂からじゃないと スキー場に帰れないと勘違いしてたJちゃん。 いや~、氷河も何もなくてよかった。 スキー場はあの山の稜線の向こう!! もう、足がぁぁぁぁぁぁぁぁぁ! 限界近い。 何とかスキー場に入ってきた。 が、すでにウィスラー側は営業停止しているため、 Avalanche Control(雪崩の防止作業)してないので、 いたるところに雪崩の痕跡が。。。 ここまでくれば、携帯つながるし何とかなる! 完全に助けられる気満々。 小鹿のように震える足で、 セメントみたいな雪を滑る。 しかし、スキー場内にいるという安心感。 リフト代金が高いとか言ってるやつに言いたい。 金で解決できることは、良いことだ。 その後は、誰もいないスキー場を貸し切り状態で 滑ってく。 来週からマウンテンバイクの コースに作り替えるために除雪中。 こんな雪があったら、間に合わんじゃろ? 予想通り、OPENは1週間伸びた。 何はともあれ、無事に帰ってきた。 帰ってきてから、シャワーを浴びたら、 痛ってぇ~!! 唇がタラコのように腫れてた。 あと、耳たぶも。 強烈な日焼けが原因じゃ。 それと、体力を振り絞ったおかげか? わしは3キロやせた。 Jちゃんは体重変わらないとか言ってた。 すごいよ、Jちゃん。 その後、SNSとかに写真をUPしたら、 同僚とかから、おれもBC行きたい! 一緒に行こう! とか言われたが、 もう、今シーズンは無理じゃ。 しばらくは、スキー場の整備されたコースを ゆるゆると滑って、 UNKしたいときに、 トイレにすぐさま駆け込みたい。
私を氷河に連れてって、2日目 2022-04-30 12:27:38
わしじゃけど。
待ちに待った、朝が来た! 一睡もできなかったと思ったが、 隣のテントで寝てたJちゃんが、 「心配してたけど、すぐにいびきが聞こえたから、 大丈夫だと思ったよ。」 って、わし寝てたん? 意外にも、寒さに強いらしい。 出発の準備してたら、何やら濡れた感覚が。。。 振り返ると、水筒に入れてたお茶がこぼれとる! 鬱だ。 Jちゃんに、「ごめん、衛星トランシーバーでSOS発信して。 もう、心が折れた。」 って言ったら、「大丈夫、私はさっきコーヒーの粉ぶちまけちゃったから。」 とかぶせてきた。 次にブーツを履こうとしたら、凍って足が入らない。 しまった、バックパックの中身を全部出したので、 ブーツまで外に出してしまった!! ジェットボイルであぶったりしたが、 なかなか履けない! もう無理、SOSボタン押して。。。 Jちゃんに手伝ってもらって何とか履けた。 しかし、凍ったブーツは、 スキーのテックビンディングにもなかなかはまらない。 SOSしてぇ~ 今日は、昼過ぎから天気が悪くなる予報じゃったので、 急がねば!! 焦る気持ちがますますビンディングをはめにくくする。 初体験で焦る童貞のようじゃ。 何とかハメて出発!! しばらくして、最初の難関。 何日か前のスキーの跡があるが、 みんなどこで降りるか迷った模様 そりゃそうだ。 どこから降りてもすげぇ急斜面というか、 崖。 途方に暮れる。。。 ここが一番降りれそうじゃね? って、ガリガリの氷が張った、崖の狭いとこを 何とか降りたが、 Jちゃんは、スキーよりもクライミングが得意。 崖からロープで降りることに。 写真じゃ伝わらない急斜面 さぁ、次はどこを降りるのじゃ? 次の難所は、 雪崩のデブリが散らかった斜面を降りて、 あそこだね。 あ、あの赤い線があるところ? これを楽しめと? これは、完全なMの遊びじゃ。 まぁ、雪が良ければそれでも楽しいかもしれんが、 ちょっと想像してた斜め上の厳しさ。 難所を超えてこの笑顔! Jちゃんが心配していた最後の難所も、 何とか滑り降りた!! あとは、クレバスも崖もないから大丈夫よ!! と、Jちゃんから聞いてひとあんし。。。ん? 果てしない。。。 どこまで行くのじゃ? あ、氷河の端まできた。 ここが今日の最後の斜面じゃな。 よーし、ここは楽しんで滑れそう!! が、 雪はコンクリートのように重かった。 しかも、なんか滑りにくいなと思ったら、 ブーツがWalkモードのままじゃった。 そして、こけた。 ようやくHUT(山小屋)が見えた時、 黒い雲が差し迫ってきた。 急いで、小屋に逃げ込む!! 山小屋とは思えないクオリティの高さ そんなことより、腹減った!! 飯、飯じゃぁ! 凍って食べれなかったおにぎりを ラーメンにぶっこむ! この世のものとは思えない不味さよ。 おにぎりにたんまり入れてた酸っぱい梅干しが ラーメンの辛さと交わって、何とも言えない 酸っぱ辛さ。 腹が減ったら、何でもおいしい。 山で食べるご飯はうまい。 とかいうが、ここまで不味かったのは初めてじゃ。 お腹を満たしたのと、暖かい小屋に入った安心感で、 プッって、おならが出た時に、 あっ!! もしかして。。。。。 トイレに確認の為に行ってみたら、 なんだこのペダル? 踏むのか? こいつ、動くぞ!! そう、ペダルを踏むと、 便器の中のベルトが動いて、 UNKを流してゆくのじゃ。 ニュータイプ便器!! そんなことより、パンツにUNKついてんじゃ? たのむ、ついてなかったことに。。。。。。 あぁ、ついてた。。。。 ガラガラと、トイレッとペーパーかき回しながら パンツを拭こうとしたら、 視線を感じて、見ると。。。 紙使い過ぎんな(訳 クマと目が合った。 すいません。 一通り、欲を満たしたところで、 山小屋の仕事。 こういう所は水がないところが多いので、 みんなで協力して、外の雪をバケツに入れて、 なべで溶かす ようやく落ち着いて、お茶飲んでたら、 Jちゃんが、 「やっぱり私、外でテント張ろうかな?」 え?嘘じゃろ? 今夜はこのまま天候があれたままじゃけど。。。 どうやら、次のスキーガイドの試験に進むには、 1シーズンで、最低でも14泊、 テント泊をしなければならないと言う。 昨日、びしょ濡れになった、 コーヒーぶちまけたテントで寝るの? 何とか説得して、小屋に泊まってもらった。 Jちゃん、何がそこまであなたをハードコアにするの? 山小屋のベットはマットも何もなかったが、 雪と風がしのげるというだけで、 もう何もいらない。 パンツも変えたし、今夜はよく眠れそう。 続く。 |
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