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No.201
カナダでちゃんとお金の話byChelsea
社会人さん、学生さん、駐在さん、PR永住者さんも、移民さんも、ワーホリさんも...、
カナダ生活、しっかりお金のことを理解したいアナタのためのお役立ちブログ。
カナダでのリタイアメント: RRSP: Spousal RRSP 2021-02-24 04:12:00
Spousal (配偶者) RRSP とはRRSPは、根本的には個人単位で管理をするもので、「自分のリタイア/老後資金を自分で貯めていく」というコンセプトに基づいて、自分名義のプランへ拠出をしていくものです。したがって、例えばリタイア/老後を迎えた夫婦やコモンローパートナーカップルは、それぞれが自分名義のプランからその後の老後生活資金を「所得」として捻出することになり、その資金額がカップル間で大きく違うということも十分にありえます。さらに、その際に所得としてプランから引き出していく額が多ければ多いほど、その分にかかる所得税の額も増えるわけで、これもまたカップル間で大きく差が出るということも十分にありえます。 差があるだけならよいのですが、例えばこの差により、所得税額に関して結果的に大きく損をすることもありえます。 シンプル (かつ極端) な例を示してみましょう。 とある夫婦間において..このように、カップル (夫婦、コモンローパートナーカップル、同性カップルを含む) 間でのRRSP資金の差、及び引き出し額 (=所得) の差を縮め、上記の例のような節税を実現させてくれるのが「Spousal RRSP (配偶者 RRSP)」というシステムです。 基礎ルール
利点と目的
もう一つの隠れ(?)利点と言えるのは、「Home Buyers' Plan (HBP)」関するものです。RRSPのページでも触れている通り、本来リタイア後資金としてのみ利用されるべきRRSP資産ですが、例外として、一人のRRSPプランにつき $35,000 まで、「初めて住宅を購入する際の資金 = Home Buyers' Plan (HBP)」への利用が許されています。つまり、(収入が少ない側の名義となるSpousal RRSPを含めた) カップルそれぞれの側の名義において $35,000 以上のRRSP資産があれば、カップル合同で $70,000 まで HBP への利用ができるということになります。 まとめカップルの形は様々で、こと家計及びそれぞれの資産管理に関しては、一括または共同口座などでまとめて管理している場合や、意識的に完全に分けている、という場合もあることでしょう。Spousal RRSP は、基本的にはそのカップルがそのままの関係を維持しているという前提のもと、リタイア後にそこから引き出しを行う際 (つまり比較的遠く不確定な未来) におけるやりくりにおいて、その時点での節税を実現出来るようにするための制度です。したがって、様々な理由から「この制度はあえて利用しない」という選択をする場合もあることでしょう。個々の環境/事情をよく考慮し、カップル間でしっかりと話し合いを持った上で、この制度を利用するか否かを吟味するようにしましょう。
カナダでの仕事: 最低賃金 2020-06-18 04:46:00
カナダの最低賃金カナダで就労するにあたっては、各州/準州の労働法によって最低賃金 (minimum wage) が定められています。雇用主は、労働者の国籍やビザ/移民関連のステータスの如何に関わらず、この法を遵守する義務があります。例えばワーキングホリデーでのアルバイト、あるいはパートタイムの仕事などに就いている方などは特に、最低賃金 (時給換算) 以上での雇用がしっかりと実行されているかどうかを、常に把握/確認するようにしましょう。 また、各州/準州の最低賃金には差があり、しかも頻繁に更新されます。自分が住む州における最低賃金に関わる情報/ニュースには積極的に気を留めるようにし、最新の情報を常に把握/確認するようにしましょう。 あるいは、これからカナダでの生活を始める方、または州をまたぐ転居を考えている方などは、これらの情報を、各地での雇用環境等を推し量る資料として参考にするのもよいでしょう。 カナダ各州の最低賃金本ページ最新更新日における時点での、各州の最低賃金は以下の通りになります。注意: 職種によっては、以下の基本最低賃金以外の額が適用されることあります。詳細については、各州政府発表の最新の情報を確認するようにしましょう。
繰り返しますが、各州の最低賃金には差があり、しかも頻繁に更新されます。常に最新の正確な情報を得るためには、ニュース記事や個人ブログ(弊サイト含む 笑)などをソースにした情報ではなく、各州政府からの公式ソースを元とした情報を随時チェックするよう心掛けましょう。 更に繰り返しますが、特にワーキングホリデーでのアルバイトなどにおいては、英語でのコミュニケーション能力が十分でないことに付け込まれ、最低賃金以下での就労環境に就かされたまま声を上げられない..といった環境に陥ってしまう現実が稀にあることも事実です。それらの「違法行為」をしっかりと指摘し、自らの権利をしっかりと主張できるようにする為にも、最新の正確な情報を常に把握するよう心掛けましょう。
カナダ生活: Moka (旧MYLO) のすすめ 2020-06-10 12:50:00
これを少しアレンジさせたのが、いわゆる「500円玉貯金」的な、特定の硬貨だけを貯める方法。カナダにおいても、「ルーニー ($1硬貨) 貯金」や「トゥーニー ($2硬貨) 貯金」などとして実践することができます。ズッシリと満タンに貯まった缶を満を持して開ける快感。合計額カウントも簡単で、「$100以上も貯まっていた!」なんて事も可能でしょう。 ...しかし時代は既にキャッシュレスの世の中。現金で買い物なんてほとんどしない、そもそも現金を持ち歩いてすらいない..ので、そんな方法はもう現実的でない、という方がほとんどなのではないでしょうか。 そんな場合でも、「スペアチェンジ貯金」とほぼ同じコンセプトで行える貯金方法が、ここ数年カナダにおいてもそのアプリ環境等が整い始めてきている「ラウンドアップ (お釣り繰り上げ) 貯金」という方法です。 ラウンドアップ貯金デビットカードやクレジットカードで買い物をした際に出る $1 以下の端数額に対して、次の $1.00 に達するまでの端数分の金額を自動的に別の場所に移動させて、無意識のうちにコツコツと「いつの間にか貯まっている!」を実践する貯金方法。例:お隣アメリカにおいては、金融機関が提供するサービスとして、またはもっとお手軽なモバイルアプリ (Acorns、Digit 等) などを通して、この貯金方法を実践できる環境の普及がすでに進んでいます。 そして、カナダにおいてその先駆けとなっているのが、2017年よりサービスを開始しているアプリの「Moka (モカ)」です。管理人自身も既に2019年前半から利用していて、大いに活用し、安心してお薦めできるアプリです。 (2020年7月より、旧社名/サービス名の「MYLO」から、「Moka」へとリニューアルされました) Moka は iOS 及び Android 環境で動作するアプリとして提供されています (アプリ自体は無料)。そのインターフェイス等は今後変更/更新されることも十分に考えられるため、本項ではいわゆるチュートリアル的にその登録方法や動作方法などを解説するというアプローチではなく、Moka 上でのラウンドアップ貯金の実践の基礎的なコンセプトを紹介するというアプローチをとっていきたいと思います。 利用/アカウント設定方法基本的にはこれだけの設定で、「ラウンドアップ貯金」の実践をすぐにでも始めることができます。 そして一番大事な利用料金:大きな額でゴールを設定して、長期に渡る貯金を目指すもよし。数か月のスパンで数百ドルでゴールを設定して、ちょっとした買い物のための資金作りに利用するもよし。使い方は自由、コンセプトはあくまで「いつの間にか貯まっている!」の実践です。 ここまでの情報を参考に、さっそく Moka を利用してみよう! と思い立った方がいましたら、$5ボーナスがもらえるこの 紹介リンク から、是非ともどうぞ。 Moka の本質ここより先では、Moka のビジネスケースにもう一歩踏み込んで、このサービスの本質により迫ってみましょう。とは言いつつ...、それを最も端的に説明できるのが以下のビデオ。2018年、CEO自らがCBCの人気番組「Dragons' Den」(「¥マネーの虎」) に出演し、ドラゴン達からの追加出資を募った際のビデオです。 Dragons' Den: Season 12 Episode 19 [https://www.cbc.ca/dragonsden/m_pitches/mylo] ビデオ内の説明でも触れている通り、Moka (旧MYLO) のビジネスのキモは、まず第一に顧客に対して投資への資金投入を促すこと。第二に顧客の日々の消費行動のデータを集めること。そして第三に、それらのデータをもとに、提携する各種金融サービス利用へと誘導をすること。$3の Moka のサービスの利用料そのものでなく、第三の点である提携する各種金融サービス利用からのマージンに主眼を置いていることがわかります。 ここまで大っぴらにしてくれていれば、利用する方としては随分と安心できます。もちろん長期的な意味で、ビジネスモデルの思惑通りに、将来において保険やモーゲージ等の提携する各種金融サービスを利用する機会があってもよいでしょう。あるいはあくまで「ラウンドアップ貯金」を実現するだけのツールだと割り切って利用するのもよいでしょう。(管理人としては、少なくとも現時点では、完全に後者のみの利用と割り切って使用していますが 笑) 改めて、これらの情報を参考に、利用してみよう! と思い立った方がいましたら、$5ボーナスがもらえるこの 紹介リンク から、是非ともどうぞ。 生活
カナダ生活: リワードプログラム 2020-05-06 11:39:00
リワードプラグラムとはリワードプログラム (またはロイヤリティプログラム) とは、簡単に言ってしまえば、日本でいうところのポイントカード/ポイントサービス。日本において、「Tポイント」や「楽天ポイント」などを買い物の度に貯めて、色々な特典を得るために利用していたという方も多くいることでしょう。また、日本への一時帰国の際などに、航空会社のマイレージプログラムでポイントを貯める (または使う) などして、積極的に活用している方も多くいると思います。企業、あるいは提携する企業グループなどが運営するそれらリワードプログラムでは、自社のサービス/商品を独占的に選択してもらうためのツールとして (または顧客情報を得るためのツールとして)、消費者に向けてそのプログラムへのメンバー登録を促します。登録した消費者側は、それら企業のサービス/商品を利用/購入することによってポイントを貯め、引き換えに様々な特典を得ることができるという仕組みです。 カナダにおいても、多くの企業が独自の様々なリワードプログラムを運営しています。 リワードプラグラムのメリット / デメリット日々の必須消費行動において繰り返し頻繁に利用/購入するサービスがあり、それらが (登録無料の) リワードプログラムを用意しているのであれば、出来る限り積極的に利用するべきでしょう。例えば近所のスーパーマーケットチェーンやガソリンスタンドチェーンなどが運営しているリワードプログラムがこれにあたります。航空会社のマイレージプログラムなども、代表的なリワードプログラムの一つです。利用頻度はそこまで高くないとしても、一度に費やす金額は多いことでしょう。数年に一度しか日本に一時帰国しないといった場合でも、やはり航空会社のリワードプログラムは、登録しておく価値はあります。 それらの各種プログラムを利用するメリットは、「必須消費行動をとっているだけで、追加的に『実質的に金銭価値のある特典』を得ることができる」ということ。この点を常に留意しておくことで、賢く各種プログラム活用することができます。 無料である限り基本的にデメリットはありませんが、あえて言うならば個人情報漏洩等のリスクがあげられます。闇雲に、自ら把握できないほど多くのプログラムに片っ端から登録することはあまり好ましくありません。個々のプログラムのアカウントのパスワードを頻繁に変更するなどの最低限のリスク管理は行う必要があります。 また、潜在的かつ意識的なデメリット/リスクとして、「ポイントを貯めることを最優先に考えるあまり、本来必要のない消費行動をあえてとってしまうことがある」という点が挙げられます。「金銭価値のある特典」を得るために、それ以上の金銭消費をしてしまうような、本末転倒な利用をしないよう心掛けましょう。 カナダの主なリワードプログラム
上手な使い方ポイント獲得各リワードプログラムはそれぞれ数多くの企業と提携していて、各運営企業の直接の商品の購入やサービスの利用以外でも、そのポイントを得られるようになっていることがほとんどです。そしてややこしいことに、それら各提携企業側もまた、複数のリワードプログラムと提携していることがほとんどです。カナダ全国でチェーン展開しているほとんどのリテール系企業は、何らかの複数のリワードプログラムと提携していると言っても過言ではありません。 その様な状況では、例えば上記の全てのプログラムに個々に登録して、個々でポイントを集めるという利用法は決して賢明ではありません。自分がよく利用する店舗/サービスと、各プログラムとの提携状況、そして最終的に手に入れたい特典等を考察し、できる限り少ない数のプログラムに集中させて一括でポイントを集めるという方法が、より賢い使い方と言えるでしょう。 REDEEM ガソリンスタンド系やエンターテインメント系、グロッサリー系のプログラムでは、単純にそのままガソリン代や映画チケット代、買い物の割引きなどの特典と引き換える (REDEEMする) ことができることが多く、大いに、そしてできる限り頻繁に、その「実質的に金銭価値のある特典」の恩恵を受けられるよう利用するべきでしょう。 では、その他の統合系のプログラムでは、貯めたポイントを使ってどのような特典を手に入れるのが賢明なのでしょう。
それらを鑑みた上で、貯めたポイント/持て余したポイントの REDEEM 先として、より「実質的に金銭価値のある特典」を得るための選択としてお薦めするのは、ズバリ、ギフトカード特典への引き換えです。しかも、日々の消費行動の中で必ず全額使うとわかっている類のギフトカード特典。
達成感という意味では少し見劣りしてしまう感は否めませんが、「必須消費行動をとっているだけで、追加的に『実質的に金銭価値のある特典』を得る」という元来のメリットを鑑みた場合、より実用的な恩恵を受ける方法の一つが、この「ギフトカードへの引き換え」という選択であると言えます。 まとめリワードプログラム利用をさらに極めようとすると、例えば...
そもそもリワードプログラムは、あくまで企業側のマーケティングツールのひとつであるという点を良く留意し、消費者側として踊らされるようなことなく、上手に付き合おうとする姿勢で臨むのが好ましいと言えます。繰り返しますが、「金銭価値のある特典」を得るために、それ以上の金銭消費をしてしまうようなことが無いように気を付けましょう。 生活
カナダでの仕事: カナダ緊急対応手当: CERB (Canada Emergency Response Benefit) 2020-04-10 07:53:00
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カナダ緊急対応手当 Canada Emergency Response Benefit (CERB) プログラムは 2020年9月26日をもって終了しました。
記録という意味で、ページ及び情報内容そのものはそのまま保存しておきます。
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新型コロナウィルスによる経済への影響への対応策の一つとして、連邦政府から発表された Canada Emergency Response Benefit (CERB) は、新型コロナウィルスによる直接的な影響により失職してしまった人や一時帰休となってしまった人々に対して、連邦政府から対象者に対して支援金を給付するプログラムです。
4週ごとに$2,000、最長で28週、合計最大$14,000の給付を受けることができます。 根本的な対象者の定義や支給額及びその仕組み等は明確となっているものの、緊急対策として実施されているプログラムであるが故に、CRAの公式サイト上でも、細かな文言やFAQ (よくある質問) 項目等々が頻繁に更新されている状況がみられます。したがって、本項ではいわゆるチュートリアル的にその申請方法などを解説するというアプローチではなく、このプログラムの全体像及びその目的等をしっかり掴むことによって、「自身が支援対象なのか?」、「どのような仕組みで、いくらの給付が受けられるのか?」..などの疑問点を自ら解決できるようにするアプローチをとっていきたいと思います。 はじめにまずは、すべての関連情報に関しては、しっかりとCRAの公式のソースを確認するということを心掛けるようにしましょう。プログラムの概要及び申請へのガイダンスの起点ページとして、以下のページが存在します。Apply for Canada Emergency Response Benefit (CERB) with CRAまた、自身が受給資格があると確認できた上で、申請作業を行うにあたっては、CRA の My Account にログインしてオンライン上で行うことになります (電話による申請も可能)。そして、その My Account 上にて direct deposit の口座を既に登録済みか否かによって、受給のスピードが違います (direct deposit なら3日、チェック郵送なら10日)。 スムーズな申請作業と迅速な受給のためには、My Account の開設と direct deposit 口座の登録とを、しっかりと事前に済ましておくようにしましょう。( >> 生活: CRA / My Account) 受給資格最も重要、かつ、少しわかりづらい「受給資格 (Eligibility)」に関してですが、まずはその原文が以下の通りとなります。3月に条件の詳細が最初に発表されて以来、細かな文言が頻繁に更新されています。常に最新の情報を公式サイトにて確認するようお願いします。最初の5項目に関しては、比較的簡単な現ステータスそのものに関する条件となります。 最後の6項目の条件が少しだけややこしい表現となっていますが、既にCRAが定義付けをしている、給付の「4-week period cycle (4週区切り期間)」を先に示してみると、随分とわかりやすくなるでしょう。
申請をする際には、どの4週区切り期間に対しての受給を申請するかを、その都度指定することになります。 したがって、6の条件は... と読み取ることができます。 つまり、申請者は各4週区切り期間ごとに条件を満たしているかを考察し、それぞれ
注意: この仕組みにより、失職期間内でも給付対象とならない期間が発生することも当然のごとくありえます。 給付額上記の各4週区切り期間一つに対し、給付額が $2,000。最大 (最長) 7つの4週区切り期間 (=28週) で継続して受給することが可能で、結果的に最大 $14,000 の給付となります。あくまで各期間ごとに丸々$2,000の給付が有りか無しか ($0) が評価されるため、それ以外の日割り/週割りなどでの給付は一切ありません。CRAのサイト上において、「$500 a week (週ごとに$500)」という文言が多々見られますが、これはあくまで「4週間で$2,000」を週換算にして表現しただけの文言です。繰り返しますが、給付額はあくまで、期間ごとに丸々$2,000か$0か、のみです。 申請手続きCRAのMy Accountにログインし、CERBの項目から申請手続きを進めることができます。CERB申請受付け期間中は、ログイン後のトップの「Overview」ページおいて、大々的に申請ページへの誘導がなされていますので、見逃すことはないでしょう。 注意: 申請しようとする期間内に復職または新規の職に就く可能性がある方 (またはそれに向けて努力している方) は、あえて急いで申請する必要はありません。 期間内に$1,000以上の収入が発生する就労を行った時点で受給資格を失うことになる訳ですから、不正受給を避ける為にも、期間後半になるまで待って、収入が無いことが確実になってから申請するのも一つの手です。 留意点査定 / 監査緊急支援策であるが故に、システムの立ち上げ及び申請受付と給付開始までが、かなりのスピード感をもって実行されました。したがって、必然的かつある意味では意図的に、不正チェックやレアケースへの対応等が後回しになっている感は否めません。申請時及び受給時において、受給条件を満たすことを証明する書類等の提出は一切必要ではありません。政府側は、基本的に「後で調べればいくらでもわかります。不正に受給した分は後でしっかり徴収します。そもそも虚偽の情報に基づく申請は犯罪ですよ。」という姿勢で今回のプログラムの運営を行っています。 間違っても、不正に給付を受けるよう企てるようなことはしないようにしましょう。 非課税ではない CERBの給付金は、失った所得分を救済するという名目であるため、非課税ではありません。給付時にはそのまま$2,000が給付されますが、来年2021年に行う2020年分のタックスファイリング時には「所得」として申告する必要があります。受給者には合計給付金額などが記載されたT4Aフォームがおそらく来年初めに発行され、申告手続き自体は簡素なものになることが予想されますが、課税対象所得であるという点は、しっかりと記憶しておく必要があります。 |
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